月の土地が購入できる。
これだけでロマンも夢もある話なのですが、
ここでちょっとした現実的な話をしたいと思います。
それは、「税金は??」という疑問に対する回答です。
全ての税金に対して回答できているかは分かりませんが、以下、
「月の土地」の税金は、どうなるのか
調べた結果を書きたいと思います。
月の土地を購入したい方は↓↓のURLより、販売元のページに行けます。
あなたも月のオーナーになろう!1.消費税
消費税は、「商品の販売やサービスの提供に対してかかる税金」です。
そのため、「月の土地の権利書」を、日本国公認の不動産だとしても、
そうでない夢を売っている商品だとしても、消費税はかかることになります。
と言いたいところですが、販売ページでは、税無料の商品があります。
おそらく、消費税が非課税となる「土地の譲渡及び貸付け」を
適用しているのだと思われます。
参考: 国税庁 「非課税となる取引」 確かに「日本の土地」、「地球の土地」といった書き方はされていないので、
免除って解釈はできなくもないですね。
2.固定資産税
固定資産税は、「保有する固定資産に課税される地方税」です。
日本国内の市区町村の土地ではないため、非課税と考えて良いと思います。
もし日本国公認の不動産となり、徴収元が一本化される……
などにより、課税対象になった場合も、まだ
「土地の場合は30万円未満が非課税」 という規定により、課税対象にはなりません。
(1権利3000円のため、100枚以上権利を買えば別ですが……)
3.関税
夢が膨らむ項目です。
「外国から日本に品物を輸入しようとする場合、その輸入品にかかる税金」
ですので、これには該当しないでしょう。
今後、宇宙開発が進んでいき「外国から」の部分が「外国及び地球外から」
等に変更されても、輸入しているわけではないので、おそらく非課税かと
思われます。
と言っても、月で管理する団体が出来、それらを通して売るようになれば、
課税対象になってもおかしくないですね。
TPPにより、関税が撤廃されたら?? との疑問が湧いてきますが、
環太平洋……あたりに月が入ることはないでしょうし、
また別途、星単位で関税に対する法律ができないと、なんとも言えないですね。
4.相続税
私が買い、私が死に、子供に月の土地の権利書を贈与する。
あまり考えたくはないでしょうが、仮定として考えてみましょう。
そもそもウチは相続税がかかる程資産がないのですが、
これからドンドン資産が溜まっていき、対象になる、と
ポジティブに考えましょう。
調べた結果、おそらく非課税だろうと考えました。
理由は、土地の評価方法に国税庁の財産評価基準があるのですが、
その表には日本の地図しか載っていないためです。
海外の土地を持っていた場合の規定は書いてあるのですが、
(被相続人の住所が日本の場合は課税対象です)
宇宙の土地については全く書いていません。
参考: 路線価図及び評価倍率表 今後、非常に革新的なリーダーが現れるか、
裁判で問題にならない限り、月の土地は相続税がかからない
非常に素晴らしい資産で有り続けることでしょう。
【まとめ】
月の土地は、今のところほとんど課税されない。
政府の今後の対応に、期待。
生きている間に法が変わるのを、見たい。
※今回書いた内容は、あくまで一個人の考察です。